ブックキュレーターhonto編集員
人生にちょっと疲れたら読んでほしい。ポジティブな心を取り戻す物語
日々前向きに過ごしてきたはずなのに、ふと息切れを感じ、前へ進めなくなるときがあります。思い通りにならないことに振り回されるなかで、もがきながらもなんとか乗り越えていこうとするお話や、静かに自分の寂しさや不安に向き合うお話は、前向きな心を取り戻す小さなきっかけに、きっとなってくれるはずです。
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遠くの声に耳を澄ませて
宮下 奈都(著)
地元を出たことのない祖父母の心の旅を知る「アンデスの声」、初めての町の懐かしさにはっとする「秋の転校生」、心身ともにきつい看護師が危うい「夕焼けの犬」など、収録されている12編はゆるやかな連作になっています。流されてきた自分に気づき、前向きな心を取り戻す静かでやさしい物語が、心をゆっくり温めてくれます。
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それぞれの主人公はみな自立した素敵な女性なのだけど、不安や寂しさも感じています。異国の友人の料理と愛に魅了される「月夜のアボカド」、トルコへの旅先で思う母の味「緑陰のマナ」、絶妙な距離感の友人と旅をする「波打ち際のふたり」など、ちょっと切なくて、ふと大切な誰かを思い出させるような6編をまとめた短編集です。
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自分もパートに出ながら、もっと貯金を増やして老後に備えたいと思っている篤子さんは、子育てを終えた世代のごく普通の主婦です。ところが、娘の結婚や義父母への仕送り、さらにリストラまでされて、貯金はみるみる減ってゆきます。篤子さんの奮闘や心の声に、吹き出したり共感しているうちに心がすっと軽くなっていきます。
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