ブックキュレーターhonto編集員
きらめく心を取り戻したい人に贈る。大人だからこそ読みたい児童文学
児童文学と聞くと、「何を今さら」とか、「そんな幼稚なもの」と思われる方もいるかもしれません。そんな人こそ、児童文学を読んでみましょう。我を忘れて何かに夢中になった、あの頃のきらきらした心を取り戻せるかもしれません。日常で感動することがなくなった、映画を観ても泣けなくなったという人にもオススメです。
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イギリス植民地時代のインドで両親の愛を知らずに育った少女メアリが、両親の死後、イギリスの伯父の家に引き取られます。そこには、メアリに劣らず孤独に苦しむ伯父と従兄弟がいました。ある日、メアリは屋敷の庭で発見した荒れ放題の庭園をよみがえらせようと手入れを始めます。花園と同時に傷ついた心が再生する物語です。
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大人になってから「ムーミン」シリーズを読み返して驚くのは、全体に満ちる児童文学らしくない不安感。アニメやグッズの影響でほのぼのした話だと思い込んで読むと、不意打ちを食らいます。何しろ、この1巻目から彗星が衝突して地球が滅ぶのではないか、という話なのです。日常世界の危うさ、という重い主題をユーモラスに描いた傑作です。
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