維新志士だけじゃない！江戸時代や明治初期を舞台に女剣士の活躍を描いた本

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1624年、縁切り寺である東慶寺に一人の女が駆け込みます。その女性は朝鮮出兵の際に日本に帰化して幸せな家庭を築いたうねでした。朝鮮への強制帰国から逃れるために故国との縁切りを望むうね。幕府は秘かに女剣士・柳生矩香を送り込み、東慶寺と朝鮮使節との戦いが始まります。男尊女卑の社会と戦う女性の強さを感じさせられるはずです。

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明治6年、千葉道場を守る坂本龍馬の元婚約者・佐奈の元に龍馬の妻・龍が現れます。龍馬を暗殺した人物の手掛かりを追う龍といがみ合いながらも協力する佐奈。2人がたどり着いた真実とそこから見えた龍馬の姿とは・・・。危険と戦いながら真実を追い続ける2人の姿に、自分の本質に従って生きることの大切さを教えられます。

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千坂道場の道場主の娘・里美は、女でありながら剣を指南する腕前の持ち主でした。ある日、彼女が助けた少年・彦四郎が千坂道場に入門しますが、彼の出生の秘密から起こる事件に彼女は巻き込まれていきます。家柄や名誉という考えからではなく、守りたい人を守るために剣を振るう里美の想いに、男性の剣士とは違う信念を感じます。

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女武芸者「別式」である佐々木類は、江戸で道場を開きながら佐々木家再興のために自分よりも強い婿を探します。そんな時に出会った別式の魁や早和、切鵺と仲良くなりますが、時代の変化は彼女たちにも押し寄せ・・・。悩みや苦しみを抱えながら、それぞれの生きる道で剣を取る彼女たちの強さを見ることができます。

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女らしく振る舞うことが苦手な寒竹すずは、剣を振るうことで女であることの違和感を消していました。そんなある日、19歳のすずは師範代の伊庭に求婚されます。すずは困惑するなかで、自分が求めるのは剣の秘境か女の幸せか悩みます。女であるがゆえに抱える悩みを乗り越えたすずの生き方は、現代女性にも通じるものがあります。