ブックキュレーターhonto編集員
ペットも終活の時代!?最愛の犬や猫との別れが描かれているコミック
獣医学の進歩や飼育環境の向上・フードの改良などによりペットの寿命が延び、介護や看取り・供養などもクローズアップされています。また、深刻なペットロスを経験される人も増えているそうです。「ペットの終活」にきちんと向き合い、愛するペットの幸せを最後まで守れるよう、今からできることを考えるために読んでおきたいコミックをセレクトしました。
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著者が自らの体験をもとにして描いた短編集ですが、どれも内容が濃く、読後は何か大きくて温かいものに包まれたような余韻が残ります。特に「犬を飼う」は愛犬タムとの最後の日々を淡々と客観的に描いていて、それでいてその深い愛情が伝わってくる名作で、小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞しています。
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須藤真澄作品でおなじみの茶トラ猫のゆずが、闘病の末に亡くなります。ゆずの亡骸と一緒に火葬場まで歩く「長い長いさんぽ」。生前のゆずとの暮らしや、病気になってから亡くなるまで、葬儀やその後の壮絶なペットロスのことなどが描かれています。愛猫家は何度読んでも感情移入してしまい、読むたびに泣いてしまうでしょう。
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人気ブロガー・くるねこ大和による、猫との暮らしを描いた「くるねこ」シリーズ。多頭飼いの日常がユーモアたっぷりに綴られていますが、この巻では腎不全を患っていた14歳のトメちゃんが亡くなってしまいます。つらい闘病にも最後まで寄り添い、たっぷりの愛情を持って介護した記録になっています。
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15歳のシェットランドシープドッグのエルザとの永遠の別れ。ペットロスに陥った著者を慰めたのが、作者不詳の詩「虹の橋」でした。死を迎えたペットは病や老いから解放され、虹の橋のたもとで幸せに暮らしながら飼い主を待ちます。やがて生を終えた飼い主が迎えに来て、一緒に虹の橋を渡り天国へ行くのです。
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大切に思っているペットとも、いつかは別れる時がきます。その時のために、日ごろから考えておきたい終活。この本では、ペットの病院・介護・保険・葬儀・老犬老猫ホーム・ペットロスなどについて、マンガでわかりやすく解説されています。巻末には実用的な「ペットの終活ノート」も付いています。
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