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特別な力は人を幸せにするのか?異能力を持つ者たちの日常と葛藤の物語
「もしも自分に特別な力が備わったら・・・」と子どもの時に考えたことがある方もいるでしょう。例えば空を飛んだり、傷や病気の治療をしたりできたらと想像するだけで楽しいものです。しかし、実際に他の人と違う力を持つ人々はどのようなことを考えて日々を送るのでしょうか?異能力を持つ人々の生活と悩みが描かれた本を紹介します。
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ラプラスの魔女
東野圭吾(著)
警備会社をクビになった武尾徹は不思議な少女・羽原円華の警護を依頼されます。彼女は、近い未来に起きる現象や事故を予測する能力を持つ少女でした。しかしある事件がきっかけで円華は脱走し、1人の少年を追って二つの事件現場に現れます。確定した未来を知ることは希望を奪うことなのかも・・・と考えさせられます。
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フォルトゥナの瞳
百田 尚樹(著)
自動車のコーティング工場で働く木山慎一郎は、死が近い人間の体がだんだん見えなくなる能力に目覚めます。しかしそれは、1人の命を救うたびに自分の命が削られるという能力でした。ある日、彼は大量の死傷者が出る事故を予知してしまいます。大切な人との人生を選ぶべきか、事故を防ぐべきか・・・。葛藤が胸を締めつける一冊です。
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孤児院を追い出された少年・中島敦は、虎に変身する異能力「月下獣」に目覚めます。そして、その能力を買われて、異能力者集団「武装探偵社」に入社します。探偵社とマフィアの間で繰り広げられる戦いでは、異能力を持つことが本人の幸せにつながるとは限らないこと、人としての生き方が大切だと考えさせられます。
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高校生の白野蒼衣は、欠席した同級生の家に届け物をする際に怪奇現象に巻き込まれます。それは人間の狂気が生み出した現象であり、同時に蒼衣の中に怪奇現象のかけらが眠っていることが発覚。彼は怪奇現象に対処する「断章騎士団」と行動していくのですが・・・。異能力を持つ者は普通でない苦しみを味わう、と気づかされます。
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