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結末はあなたしだい!なんとも言えない余韻が楽しいリドル・ストーリー
リドル(riddle)とは「謎」という意味。そして、「リドル・ストーリー」とは、結末をきちんと描かず読者の想像にゆだねる形式の小説のことです。ミステリーで謎が解決されないまま終わってしまうのはあり得ない!と思ってしまいますが、そこはプロ。どう処理しているのかをご自身の目で確かめ、なんとも言えない余韻をお楽しみください。
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謎の物語
紀田 順一郎(編)
三大リドル・ストーリーと言われている「女か虎か」「謎のカード」「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」が収録されたアンソロジーです。これだけでも充分なのに「女か虎か」の続編及び別著者による解決編も含まれ、さらにO・ヘンリーや小泉八雲といった文豪たちの「謎の物語」も含め計15編が楽しめる、なんとも贅沢な一冊です。
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ミステリーの女王、アガサ・クリスティーによる戯曲です。夫の死体を前に拳銃を持った妻、そこに登場する「招かれざる客」。書斎という一つの場面だけで話が進み、戯曲=会話劇というスタイルのため読みやすく分かりやすいお話です。一体誰が殺したのか、クリスティならではのオチに唸らされることでしょう。
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どちらかが彼女を殺した 新装版
東野 圭吾(著)
『新参者』でおなじみの加賀恭一郎シリーズの第3作です。容疑者は2人で、「どちらかが彼女を殺した」ということに。この小説にはミステリーにはつき物の解決編がないため、初出時にこれは「あり」なのか?と物議を醸しました。読んで、ぜひあなたの解答を導き出してください。
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密室状態の施設にいる男女6人が1人、また1人と殺されていく。この中に犯人がいるのではないか・・・といういわゆるクローズドサークルものではありますが、結末をどう捉えるかで賛否が分かれることでしょう。著者による解決編のようなものをそのまま受け取るかどうかは、あなたしだいです。
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