ブックキュレーターhonto編集員
実はとてもエキサイティングだった!?「学校で教える日本史」の本
近年、「学校で教えない日本史」といった本をよく見かけるようになりました。こういった本に物足りなさを感じている方は、まずはスタンダードな高校日本史のおさらいをしてみてはいかがでしょう。近頃の「学校で教える日本史」は、最新の学説を踏まえたとてもエキサイティングなものだということがわかるでしょう。
- 28
- お気に入り
- 4265
- 閲覧数
-
中学から使える詳説日本史ガイドブック 上
野島 博之(著)
高校日本史のスタンダードといえば、山川出版社の教科書『詳説日本史』を思い浮かべる方が多いでしょう。その山川出版社から出た、中学生でも読める『詳説日本史』のガイドブックです。高校時代に挫折した方もこの本ならやり直せるかもしれません。やさしい記述ながらしっかり最新の学説が踏まえられています。
-
それでも、日本人は「戦争」を選んだ
加藤陽子(著)
教科書『詳説日本史』にも携わっている歴史学者が、中高生向けに行った集中講義を書籍化した一冊です。近代史の「なぜ」という疑問を、鮮やかな手つきで解説していきます。こんな知的好奇心にあふれる講義が行われるのだから、「学校で教わる日本史」だって捨てたものではありません。
-
「東大」というタイトルにビビることはありません。日本最難関の大学が出す入試問題は、一筋縄ではいかないユニークなものばかり。でも難問奇問ではなく、アタマを使えばちゃんと標準的な教科書の知識で解けるのです。この本はそんな東大入試問題を題材に、日本史そのものの奥深さを解き明かしてくれます。
-
駿台予備学校の名物講師による刺激的な戦後史講義録です。つねに強烈な問題意識を持ちつつ、歴史を知ることは現代の社会を知ることにつながるのだ、と情熱的に語っています。著者の歴史観が強烈に出ている「脱線」には賛否両論あるかもしれませんが、書かれている歴史事項はしっかり「試験に出る」レベルです。
-
読んで深める日本史実力強化書
塚原 哲也(著)
日本史の教科書が読みにくいと思ってしまうのは、ムダを省いた記述で歴史のつながりが見えにくいからです。この「強化書」は、そんな教科書のスキマを丁寧に埋めてくれます。重厚な本なので頭から読むのはしんどいかもしれませんが、どこから読んでも歴史の疑問に答えてくれて、歴史学の動向も踏まえた日本史参考書の最前線といえるでしょう。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です