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これは本当にあるかも・・・!?怪異の描写が迫真でゾクゾクするホラー小説
怪異が身近なこととして詳細に描かれているホラー小説は、それが我が身に起こりそうに思えると怖さが倍増するものです。目に見えない現象が科学的に明かされたり、説明ができる事象だったはずなのに、科学的に絶対証明できない怪異が起こってしまったら?そんなリアリティあふれる恐怖が忍び寄る、傑作ホラー小説を紹介します。
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残穢
小野 不由美(著)
著者である小野不由美が過去に蒐集した『鬼談百景』を現実世界で追いかけるうち、実際に怪異に遭遇するというストーリー。あとがきにて著者の体調不良の旨が記されています。これは本当にフィクションなのかと思うほどリアルで、恐怖はジワジワやってきます。読後に本棚に置いておくのがためらわれるような怪作です。
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姑獲鳥の夏 文庫版
京極 夏彦(著)
長編なのに一気に読破する人が続出したと言われる、京極夏彦の傑作ミステリー小説です。『この世には不思議な事など何もないのだよ、関口君。』と登場人物が言いますが、犯人は自分の心という幽霊に本当に取り憑かれてしまいます。人間の心が作り出した怪異は、もはやミステリーではなく真のホラーと呼ぶに相応しいでしょう。
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