ブックキュレーターhonto編集員
やめられない、止まらない!タイムリミットに手に汗握るサスペンス小説
時間的制約があるとサスペンスは盛り上がるものです。タイムリミットに向けて加速するスピード感のある展開にページをめくる手が止まらなくなる、それがサスペンス小説を読む醍醐味の一つと言えるでしょう。そんな王道的な話から、変化球のような話までを集めました。主人公と一緒にハラハラドキドキしてください。
- 29
- お気に入り
- 5168
- 閲覧数
-
妻殺しの容疑で死刑判決を受けた男のアリバイを証明してくれる「幻の女」を探すも、証人たちが不可解な死を遂げていきます。果たして死刑執行までに見つかるのか・・・。緊迫感と焦燥感にあふれたタイムリミットサスペンスの金字塔的な傑作です。有名な冒頭の一文を含め抒情的な文章が秀逸で、記憶に残る一冊になるでしょう。
-
車椅子の名捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ第2弾です。2日後に迫った法廷に立つ証人を亡き者にしようとする凄腕の殺し屋「コフィン・ダンサー」との、プロ対プロの駆け引きと騙し合いが展開します。手に汗握るストーリーはまさに著者の真骨頂で、ミステリーを読む楽しみが凝縮されたような小説です。
-
使命と魂のリミット
東野 圭吾(著)
心臓外科医を目指す夕紀が研修中の大学病院に、医療ミス公表を訴える脅迫状が届きます。脅迫状に書かれていた破壊行為が現実のものとなりつつあるなか、夕紀の秘めた思いも乗せた重要な手術が始まります。犯人側視点からも描かれるため、倒叙ものとしても楽しめる医療サスペンスです。テーマは重いのですが、読後感は爽やかです。
-
13階段
高野 和明(著)
仮釈放中の青年と刑務官が10年前に起きた殺人事件を追うのですが、記憶を失った冤罪かもしれない死刑囚に残された時間は3ヵ月。果たして真相を暴くことはできるのか・・・というスリリングな展開のミステリーです。死刑を執行する側にも焦点を当て、人間ドラマも分厚く、正義とは、贖罪とは、死刑とは何か?ということを考えさせられます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です