ブックキュレーターhonto編集員
この謎が解けますか?不思議なストーリーが持ち味の海外小説
同じ作品を何度も読み返した経験はありませんか?なかには一度読んだだけでは理解できなかったストーリーを、再び解明しようとした方もいるかもしれません。ここにセレクトしたのは、作中では説明されない摩訶不思議なストーリーが持ち味の海外小説です。このブックツリーを参考に、ぜひストーリーの謎解きにチャレンジしてみてください。
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外套・鼻 改版
ゴーゴリ(作) , 平井 肇(訳)
「鼻」はロシア文学の名作として知られる、奇抜な内容に富んだストーリーです。男の落とした鼻が、ある日、突然街を徘徊するという内容で、なぜ鼻が街を闊歩するのか、その理由を知りたくて何度も読み返したくなります。どこかユーモラスで、怪奇風のテイストを思わせる、不思議な読み心地を堪能してください。
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本書のキーとなるのが、舞台となる屋敷にたびたび姿を現す亡霊の存在です。幽霊の存在を信じる人と信じない人が別れるように、作中の女性にのみ目撃される亡霊を読者がどう受けとめるかによって、ストーリーの解釈は大きく異なるでしょう。女性が目撃した亡霊の存在をあなたは信じますか?ぜひ読んで判断してください。
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海に住む少女
シュペルヴィエル(著) , 永田 千奈(訳)
表題作は沖合に浮かぶ街で暮らす少女の生活を追った幻想的な短編小説です。なぜ少女が海の上で暮らしているか、なぜ少女はひとりぼっちなのか、その理由はいっこうに明かされないまま、物語は淡々と進んでいきます。童話風のやさしい語り口で親しみやすい小説ですが、作品の解釈するのは簡単ではありません。
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