多才ぶりに舌を巻く!?あえてオススメしたいミステリー以外の森博嗣の本

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『集中力は、みんなが持っている印象ほど素晴らしいものではない、少しずれているのでは』という問題提起で始まる一冊。著者は集中力とは逆の能力を『アンチ集中力』とし、思考を分散することで発想が生まれると主張しています。自由な発想力の秘密、1日1時間労働でいかに作品を執筆するかを知りたい人にオススメです。

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100年以上前に開発されたものの、今は幻となった鉄道車両「ジャイロモノレール」を研究・復元した記録です。文献を集め、イギリス国立鉄道博物館まで模型を見に行く著者の探求心に圧倒されるでしょう。そして何度も試作機作りに挑戦し、実験する姿にワクワクするはず。著者の好奇心の強さ、工学博士としての一面に触れられます。

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『喧しさは安いが、静けさは高い』をはじめ、著者が思いついた100個の『呟き』と補足の文章で構成されたエッセイ集です。社会や慣習への疑問、生き方や仕事への取り組み方といった真理を鋭く突いた呟きが詰まっています。『子供は自由だというが、大人ほどではない』など、著者独特の視点や感性にハッとさせられるでしょう。

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2003年からの15年間で書かれた寄稿文などを収録しています。注目は自作のあとがきをまとめた章「森語り」です。「四季シリーズ」をはじめ人気作を自ら解説。ほかにも本については「森読書」、交友関係は「森人脈」、趣味は「森好み」といった章に分かれています。著者の魅力を多角的に楽しめる、ファン必読の内容です。

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デビューからの19年間で約280冊を出版した著者が『一人の作家の経済活動を概説』するべく、収入を大公開。原稿料やインタビュー料、ドラマ化の著作権料などをすべて明かしています。さらに執筆時間と印税から時給を割り出す徹底ぶり。作家になる方法やセルフプロモートについても記されているため、作家志望の人は要チェックな一冊です。