ブックキュレーターhonto編集員
列車が走るところに物語あり!鉄道の魅力が存分に伝わる読み鉄エッセイ
世の中には私たちを夢中にさせる多くの趣味が存在します。鉄道もそのひとつです。じつは文学と鉄道は相性がよく、文豪と呼ばれる人の中には鉄道を愛した作家たちが数多くいました。そこで「読み鉄」本を厳選して紹介します。作家の文章に身をゆだねて、列車に揺られるように本の世界を旅してまわりましょう。
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鉄道エッセイコレクション 「読み鉄」への招待
芦原伸(編)
「各駅停車」や「駅弁」など、鉄道にまつわるエッセイや小説で構成されている鉄道アンソロジー。大の鉄道好きで知られた内田百閒や駅での別れの1コマを描く太宰治など、文豪たちによる小説やエッセイが収録されています。鉄道に乗る楽しみの一つである駅弁のことから、マニアックな時刻表の世界まで、鉄道の世界を知るには絶好の入門書といえます。
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むかしの汽車旅
出久根 達郎(編) , 森 鷗外(ほか著)
30人の文士たちの鉄道にまつわるエッセイを集めたアンソロジーです。執筆陣には夏目漱石や中原中也といった豪華な顔ぶれが並んでいます。時間と効率ばかりが重視される現代にあって「夜汽車」や「三等列車」など、かつての鉄道の雰囲気を感じられるのも魅力的です。本書で古き良き鉄道の世界にタイムスリップしましょう。
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宮脇俊三鉄道紀行セレクション
宮脇 俊三(著) , 小池 滋(編)
収録されている「時刻表昭和史」は、鉄道作家として知られる著者が、時刻表をもとに昭和の時代を振りかえる自伝的エッセイです。本書には鉄道はもちろんのこと、家族の記憶と青春の日々も回想されています。純粋な鉄道本ではありますが、個人の証言から昭和史を回想する形式は、著者ならではの個性が光るユニークな一冊といえるでしょう。
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