ブックキュレーターhonto編集員
背徳的なユーモア満載!?著者の正気を疑ってしまうほど皮肉の効いた小説
「この本の著者はなんてひねくれているんだろう」と思ってしまうほど強烈に皮肉の効いた小説を集めました。とにかく強烈な皮肉に満ちているため、人によっては引いてしまうかもしれません。しかしこれらの小説を読んで心から笑うことができたのなら、あなたも立派な「ひねくれ者」だといえるでしょう。
- 17
- お気に入り
- 7816
- 閲覧数
-
狂信的な母親の影響を受けて宗教に傾倒していた少女が、浮世の人々との違いすぎる思想や生活にいちいち唖然とするさまがシニカルなユーモアたっぷりに描かれています。かなりぶっ飛んだ内容なのですが、驚くべきことに本書は著者の半自伝的小説とのこと。ともすれば陰鬱になりそうな物語ですが、要所でついニヤリとさせられてしまいます。
-
死亡している農奴の名義を集めて政府から大金をだまし取ろうとたくらんだ男が、名義集めの旅で繰り広げる珍騒動を描いた小説です。人間の欲深さが生み出す醜い所業を軽妙かつコミカルに綴っていて、重厚なテーマにもかかわらずテンポよく読めてしまうでしょう。ひと癖もふた癖もある登場人物たちがとても魅力的です。
-
主人公が小人の国や巨人の国、さらに高度に科学の発達した国などを巡り歩く冒険の物語なのですが、子ども向けの本かと思ったら大間違い。本書は18世紀の英国社会への辛辣な皮肉がたっぷり詰まった風刺小説です。社会はおろか人間という存在そのものにも強烈な毒を吐いていて、著者のすさまじい奇人ぶりを窺い知ることができます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です