ブックキュレーターhonto編集員
背徳的なユーモア満載!?著者の正気を疑ってしまうほど皮肉の効いた小説
「この本の著者はなんてひねくれているんだろう」と思ってしまうほど強烈に皮肉の効いた小説を集めました。とにかく強烈な皮肉に満ちているため、人によっては引いてしまうかもしれません。しかしこれらの小説を読んで心から笑うことができたのなら、あなたも立派な「ひねくれ者」だといえるでしょう。
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オレンジだけが果物じゃない
ジャネット・ウィンターソン(著) , 岸本 佐知子(訳)
狂信的な母親の影響を受けて宗教に傾倒していた少女が、浮世の人々との違いすぎる思想や生活にいちいち唖然とするさまがシニカルなユーモアたっぷりに描かれています。かなりぶっ飛んだ内容なのですが、驚くべきことに本書は著者の半自伝的小説とのこと。ともすれば陰鬱になりそうな物語ですが、要所でついニヤリとさせられてしまいます。
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死せる魂
ニコライ・ゴーゴリ(著) , 東海 晃久(訳)
死亡している農奴の名義を集めて政府から大金をだまし取ろうとたくらんだ男が、名義集めの旅で繰り広げる珍騒動を描いた小説です。人間の欲深さが生み出す醜い所業を軽妙かつコミカルに綴っていて、重厚なテーマにもかかわらずテンポよく読めてしまうでしょう。ひと癖もふた癖もある登場人物たちがとても魅力的です。
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