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過酷な状況から目が離せない!手に汗握る山岳ノンフィクション
「なぜ山に登るのか・・・そこに山があるから」という名言通り、登山家は頂を目指して自ら進んで過酷な状況に飛び込んで行きます。そこから生還した者、二度と戻ってこなかった者・・・。彼らが直面した死と隣り合わせの世界を垣間見させてくれる、優れた山岳ノンフィクションを紹介します。
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チベットにある世界最大のツアンポー峡谷。そこにまだ誰も足を踏み入れたことがないエリアがありました。その「空白の五マイル」に単独で挑んだ冒険記。体力の限界を超えながら峡谷からの脱出を図る後半は圧巻で、ページを繰る手が止まらなくなります。著者はこのデビュー作で第42回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました。
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和歌山県にある日本一の滝・那智の滝を登攀したとして逮捕された著者が体験した数々の冒険譚。角幡唯介が書くものにはストイックさが漂うのに対し、著者のそれはハチャメチャ感満載。タイのジャングルで栄養失調に悩まされた末に、巨大ニシキヘビと格闘して食べてしまうシーンも、そこはかとなくユーモアが漂います。
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1959年に起きた、山岳史上もっとも不可解な遭難事故の真相に迫るノンフィクション。この事故は登山隊9人全員が死亡していますが、死に方があまりにも不気味。氷点下のなか、服も靴も身につけていない、頭蓋骨を骨折している、舌がない、異常な濃度の放射線を浴びている・・・。いったい彼らに何があったのでしょう。
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