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「天皇」について、さまざまな角度から考えを深めるための本
「平成」から「令和」へと元号が変わり、「天皇」について改めて考える機会を持った方も多いことでしょう。そもそも日本社会において「天皇」という存在はどのような変遷を経て、現在の「天皇」に落ち着いたのか――。歴史・文化・法学など、さまざまな角度から「天皇」について考えを深めるための本を取り上げました。
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武家と天皇 王権をめぐる相剋
今谷 明(著)
日本の歴史の大きな謎として、「なぜ武家政権は天皇制を廃止しなかったのか?」というものがあります。簡単に答えが出る問題ではありませんが、本書では秀吉や家康が権力を握る過程を追い、武家政権と天皇制の関係の真実について迫っていきます。
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「天皇の歴史」を追ったシリーズ本で、ここで紹介している8巻では「昭和天皇と戦争」の歴史を取り扱っていて、あまり知られていない「昭和天皇」の思想や戦争とのかかわりについて明らかにしていきます。この時代に生まれた「象徴天皇制」を考えるうえでも読んでおきたい一冊です。
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日本王権論 新装版
網野 善彦(著) , 宮田 登(著) , 上野 千鶴子(著)
歴史学者、民俗学者、社会学者が天皇制について縦横無尽に語り尽くした本です。原書は1988年に出版されたものですが、歴史学、神話学、文化人類学などさまざまな角度から日本の歴史と社会の深層を探っていくというスリリングな討論は、今読んでも新鮮な視点を与えてくれることでしょう。
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