ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
最近買った事件事故本5冊
相変わらず事件事故のノンフィクションものの本はマメに買ってる。というか、出版社も興味深い本をよく出してくれるよ!読みたいノンフィクションが多いから時間がマジでない。そんなオレが最近買った事件事故のノンフィクション本5冊がこれ!
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死の海 「中河原海岸水難事故」の真相と漂泊の亡霊たち
後藤 宏行(著)
昭和30年7月、三重県の海で中学生の水泳授業が行われた。突然、女子生徒36名が溺れ全員溺死してしまった。事故原因は未だに解明されてないが、生き残った女子生徒の「海の中から防空頭巾をかぶったモンペを履いた女たちに足を引っ張られた」という証言が一人歩きした。オレもこの事件は知ってて気になってた。著者は現地で調査取材し「防空頭巾の女」たちの真実に迫り、事実が明らかになった!マジで一気に読んでしまうほど面白かった!
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僕とぼく 佐世保事件で妹を奪われた兄と弟
川名 壮志(著)
2004年に長崎県佐世保で起こった「小6同級生殺人事件」殺された女児には兄が二人いた。その二人の兄が語る、事件当日から現在に至るまで。数年前にこの事件を取り上げた「謝るならいつでもおいで」の著者が再び書く、もう一つの物語。しかし、加害者の女児はもう20代か。今どうしてるんだろうか。少年Aみたく名前を変えてどこかで暮らしているのか。この加害者の両親もどうしてるのか近況が知りたくなった。
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死刑囚200人最後の言葉
別冊宝島編集部(編)
死刑囚は死刑執行される直前にどのような態度でどんな言葉を言うのか。戦後から現在まで死刑が確定した200名の死刑囚たちの半生と執行前の彼らの様子。しかし、よく死刑執行前のことを関係者に取材できたよなあ。凄いね、宝島社!
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「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実
田中ひかる(著)
死刑囚となった林真須美。その関係者に著者は取材。林真須美はカレーに毒を入れる動機も自白も物証も何もないにも関わらず死刑となってしまった。一部では冤罪の可能性が高いと言われてる。確かに動機も物証もなければそうだよな・・・。事件から20年経って著者が細部まで徹底調査!事件の真相に迫るが、まあ、真犯人がいるのかどうかも微妙だよな。しかし、ノンフィクションとしては面白い!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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