ブックキュレーターhonto編集員
今晩、何食べる?美味しい料理が紡ぐ、心温まる物語
食事が明日の自分をつくる。誰もがわかっていても、忙しい日常のなかではないがしろになってしまいがちです。そんな人にこそちょっと立ち止まって読んでもらいたい、お料理がテーマの本を集めました。思い出の手料理からお総菜屋さんのお弁当、自由自足のスローライフまで、読めば明日からのご飯が楽しみになること間違いなしです!
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婚約破棄され塞ぎ込むアラサー女子の明日羽が、料理とともに本当の自分を見つめ直していく物語。叔母のロッカさんの作る「太陽のパスタ」や、手間ひまかけて煮込む「豆のスープ」がとても美味しそう!何かに悩み立ち止まった時、そっと背中を押してくれるようなやさしいお話です。
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彼女のこんだて帖
角田 光代(著)
角田光代が描くお料理がテーマのリレー式短編集。家族や恋人など、誰かの幸せを想いながら料理を作る登場人物に著者の愛情を強く感じて、心が温かくなります。読めば読むほどお腹が空いてくる罪深い本ですが、登場した料理のレシピが写真付きで載っているので、本を片手に台所に立ってみるのもオススメです。
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幽霊も通う不思議な定食屋を舞台に、思い出の料理でさまざまな人の悩みを解決していく人気シリーズです。芸能界を追放された若手イケメン俳優やどこか陰のある定食屋の店主、眼鏡に取り憑いた神様など、個性豊かなキャラクターがとても魅力的。笑いあり涙ありの物語は、きっと毎日の晩ごはんをさらに美味しくしてくれるはずです。
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東北地方のとある田舎の集落で半自給自足をするいち子のスローライフを描いた漫画です。作者の実体験を基に描かれる自然と、そこで暮らす人々の空気感は唯一無二です。木の実のジャムや山菜など自然の恵みを自ら収穫して料理する。ひと昔前の人間にとっては当たり前だった生活が、本当の贅沢なのではないかと気づかせてくれます。
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誰もが食べている毎日の食事にもドラマがある。そんな日常を可愛らしく描いたオノナツメによる初のフードコミック。思い出の母の手料理や忘れられないお店の味など、暮らしのなかにある小さな幸せを集めた21皿のエピソード。ぜひ、自分にとっての思い出の一皿を思い出しながら読んでみてください。
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