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「正義」とは・・・?善と悪について、深く考えさせられる物語
誰もが一度は正義の味方に憧れたことがあるでしょう。しかし現実世界では、わかりやすい正義と悪の構図になることは少なく、その二つは複雑に絡み合っていることばかり。そんな社会に暮らしているからこそ、善悪とは何か?ということをつねに考えていく必要があります。ここでは善悪について深く考えさせられる、「正義」を問う物語を紹介します。
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「安全地区」に指定された仙台。住人の密告を受けて危険人物を処刑する平和警察が配備され、犯罪は減少したものの、人々は疑心暗鬼になってしまいます。そんななか、「正義の味方」が現れて・・・。平和警察が悪なのか、治安を維持する平和警察を倒そうとする正義の味方が悪なのか。本当の「正義」に触れることができる長編小説です。
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デビルマン 1 画業50周年愛蔵版 (ビッグコミックススペシャル)
永井豪とダイナミックプロ(著)
200万年の眠りから覚めたデーモンと戦うことになった、主人公の不動明。デーモンに襲われた影響で、彼はデーモンの体と人間の心をあわせもった「デビルマン」となります。人類の存亡をかけてデーモンと戦うなかで、明は人間のために戦うことが善か悪かと悩むようになります。ラストはトラウマ級の衝撃を残すこと必至なので、心して読んでください。
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ハーモニー 新版
伊藤 計劃(著)
大規模な福祉厚生社会を築き上げた未来。健康状態を細かに管理され、世界は幸せで穏やかな「ユートピア」を手に入れたかに思えたが・・・。科学技術が革新的な進歩を続ける現代にこそ読んでおきたい、未来社会の「正義」について考えさせられる一冊。あなたは御冷ミァハの決断に、共感できるでしょうか。
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超全体主義国家を描いたSF小説です。国家という体制を維持するためにさまざまなルールが施される社会で、その社会に疑問を抱いたウィンストン・スミス。反政府地下活動に足を踏み入れるスミスとともに、幸福や尊厳、正義について考えることができるディストピア小説の古典的名作です。
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