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「当たり前」について考え直すきっかけに!日本発の長編ファンタジー
何気なく過ごしている日常の「当たり前」の中にも、視点を変えてみると新しい発見があるものです。そして、小説だからこそ、そしてファンタジー小説という現実世界とは異なる世界を舞台にした物語を読むからこそ、気づけることもあります。ここでは日本人作家による長編ファンタジーをピックアップしました。
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月の影影の海 上
小野 不由美(著)
私たちの住む世界の近くにある異世界「十二国」を舞台にしたファンタジーシリーズ。2019年10月に18年ぶりの新刊が発売され話題になったシリーズの本編1作目です。霊獣「麒麟」が天意を受けて王を決める世界で起こるさまざまな出来事を通じ、人智を超えた存在や人の定め、政治のあり方について考えさせられます。
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辺境の地に生まれたフィリエルが、舞踏会の日に渡された形見の首飾りをきっかけに女王の後継争いに巻き込まれていくストーリー。登場人物たちが目の前のことに精一杯向き合う姿に勇気づけられます。何を守って生きることが幸せなのか、改めて考えるきっかけになるはずです。
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八咫烏が支配する世界でのお后争いをテーマにした小説。一見すると優美な恋愛物語のようですが、読み進めることで印象が変わっていく、人間の本質について考えさせられるほろ苦いお話です。同じ世界をテーマにしたシリーズを併せて読むことで、世界の多面性と自らの視点の偏りにはっとすることになるでしょう。
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