ブックキュレーターデータサイエンティスト 松本健太郎
マーケティングって、そういうことだったのか!
「マーケティングの勉強をしたいのですが、何から読めばいいですか?」と問われたら必ず推薦する"最初の一冊たち"です。(1)結局、マーケティングって何なのか。(2)世界レベルで活躍するマーケターはどんな成果を出したか。この2つさえ分かれば、まずは大枠を抑えたも同然。まずはマーケティングを開拓してきた「巨人」の肩の上に立ちましょう。
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「マーケティングって広告・宣伝でしょ?」と考えている人ほど森岡さんの本を読んで下さい。なぜUSJが「奇跡のV字回復」を成し遂げたかが分かります。ぜひ「勝つために必要な準備」という観点で読んでみて下さい。1勝は偶然、連勝は必然。ここまでやるのか!こんな仕事もマーケティングと呼ぶのか!と分かるでしょう。
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先に紹介した「USJの~」同様に、マクドナルドを「奇跡のV字回復」に導いた足立さんの本も読んで下さい。この2冊をしっかり読み込めば、世界レベルで活躍するマーケターは、どのような観点でマーケティングしているか疑似体験できます。自分の脳に、新たな引き出しが作られる感覚を味わって下さい。
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理論としてのマーケティングも学びましょう。コトラーさんがマーケティングの父なら、ドラッカーさんはマーケティングの祖父と言われています。まずは第3章「予期せぬ成功と失敗を利用する」と第5章「ニーズをみつける」だけでも読んで下さい。単純と思われるかもしれませんが、それができないんですよね。
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マーケティングとは「消費者」にとことん向き合う仕事です。「消費者」が理解できなければ、マーケターとは呼べません。「どうやって理解すればいいの?"お客様は答えは知らない"って言うよね?」と考えている人ほど、この本を読んで下さい。既に理論は確立され、実績をあげ、様々な企業で導入されていると分かります。
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「消費者は私たちの商品・サービスが欲しいから買って(使って)くれている」と考えている人ほど、この本を読んで下さい。消費者は、自分の困りごとを解決するために利用するのであって、競合が便利なら直ぐそちらに乗り換えます。消費者理解が深まったら読むべき、最後の“最初に読むべき一冊”です。
ブックキュレーター
データサイエンティスト 松本健太郎1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーJX通信社にてマーケティング全般を担当している。政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。
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