ブックキュレーター英語書籍作家 ジュミック今井
イギリス人の暮らし、文化、心に触れることができる5冊
語学書作家のジュミック今井がイギリスに関する本を紹介します。「リスニング」「社会」「建築」「留学」「フレーズ」などのキーワードを中心に、とっておきの本を選びました(語学書、パブ紹介など)。お気に入りの紅茶を片手に・・・ぜひとも「イギリスの風」を感じてください。
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ドラマで学ぶリスニング教本です。この本の素晴らしさはなんといっても収録音源(ダイアログ)のリアルな場面設定と臨場感にあるといえるでしょう。まるでBBCのラジオ番組を聴いているかのようです。イギリス英語の「音」に耳を慣らすのに最適です。
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パンクな一冊です。そして愛に溢れています。ブレイディみかこ氏が「底辺」や「多様性」をテーマにイギリス社会の問題に鋭く切り込んでいきます。読み進めながら、ケン・ローチ監督の映画『私は、ダニエル・ブレイク』(原題 I, Daniel Blake)の世界観に似たリアリズムを感じました。
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学生時代にお世話になったロンドンのパブ。友人とパイント(ビール)を立ち飲みするのが至福の時間でした。この本は写真集というかたちをとってはいますが、パブという建築物を通して古いものを大切にするイギリス人の心に触れることができます。
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留学に必要な試験と言えばIELTS。いわゆる「ザ・単語帳」のようなシンプルな作りではありますが、単語のチョイスがマニアック過ぎず、かといって易しすぎず、とてもバランス感覚がよいのです。本気でこの一冊に取り組めばかなりの語彙力がつくはずです。
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全編を通してさまざまな場面で使えるフレーズが満載です。イギリス英語とアメリカ英語にはつづり字や発音の違いもありますが、これらの要素も誌面に取り入れました。渡英予定のある方にぜひ読んでいただきたいと思います。
ブックキュレーター
英語書籍作家 ジュミック今井東京都渋谷区にて英会話教室を主宰、翻訳業および語学書の執筆活動を行っている。読売・日本テレビ文化センター(横浜校)講師。NPO法人「J-Shine小学校英語指導者」資格者。2013年、中国文化大学(台湾)にて日本語教師養成班を修了、国内外で日本語教師としても活動中。American Council on the Teaching of Foreign Languages(全米外国語教育協会)学会に所属、ACTFL公認OPI日本語テスター。主な著書に『フォニックス<発音>トレーニングBOOK』『ドリル式フォニックス<発音>練習BOOK』『<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本』『イギリス英語フレーズブック』(以上、明日香出版社)、『英語でネイティブみたいな会話がしたい』(クロスメディアランゲージ)、『はじめてのフォニックス』シリーズ1~5(Jリサーチ出版)、『どうしても聞き取れない耳をほぐす英語リスニング』(DHC)、『ママとキッズのはじめてのフォニックス』(すばる舎)などがある。
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