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身代金&命を巡る騙し合いや攻防が手に汗握る誘拐ミステリーの傑作
「誘拐」とは、現在進行形で行われている犯罪のこと。犯人側と被害者、警察のやり取りは緊迫したものとなり、身代金や命を巡っての攻防や騙し合いは小説のテーマとしても魅力的です。そんな誘拐がテーマのミステリー小説の中から、最後まで結末が読めない傑作をピックアップしました。
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ゲームの名は誘拐
東野 圭吾(著)
広告クリエーターの佐久間は、自分のプロジェクトをつぶした憎い相手である葛城の娘と共謀し、彼女の狂言誘拐を計画します。身代金は3億円。誘拐と身代金を軸に登場人物たちの思惑が交錯し、事態は意外な方向へと転がっていきます。誘拐を純粋な頭脳ゲームとして描いた傑作です。
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誘拐の果実 上
真保 裕一(著)
大病院を経営する病院長の孫娘が誘拐され、犯人からは『身代金代わりに入院患者を殺せ』という要求が届きます。その入院患者というのは財政界の大物で、裁判中の被告。そしてこの誘拐事件と同時に『身代金として特定の株券を買え』と要求する、もう一つの誘拐が起こり・・・。二つの誘拐事件が絡み合うストーリーから目が離せなくなります。
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山倉家に息子を誘拐したという電話が入るのですが、実際に誘拐されたのは知人の息子である茂でした。誤認誘拐を犯人に隠したまま、山倉は身代金受け渡しにのぞみますが、些細なミスで茂は殺されてしまい・・・。有力な容疑者だった男も殺され、ついには名探偵の法月綸太郎が乗り出すものの、事件は意外な展開を迎えることになります。
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