ブックキュレーターhonto編集員
緊張感あふれる駆け引きがたまらない!法廷ミステリーの古典的傑作
法廷ミステリーの古典的傑作を紹介します。書かれたのは1950~60年代と古いですが、検察側と弁護側の証人に対するやりとり、真実はどこにあるのか、被告は無罪か有罪か、という緊迫感、関係者を取り巻く人間模様など、作品の核となる部分の魅力はいくら時代が経っても色褪せません。読み応えのある名作の数々をご堪能ください。
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事件
大岡昇平(著)
19歳の少年による殺人事件が発生。当初は単純な事件と思われていましたが、法廷で少しずつ新事実が明らかになっていき・・・。日本の裁判制度や裁判手続が詳細かつ客観的に描かれていて、緻密なノンフィクションのルポルタージュのようにも思えてくる、読み応えのある法廷ミステリーです。
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夫が殺人容疑で被告となり、証人として法廷に呼び出される妻。しかし彼女は、そこで意外な証言をし始め・・・。もともと戯曲として書かれたことから、全編が会話によって進むのが特徴で、まるで演劇を観賞しているかのような感覚に浸れます。終盤のたたみかけるような進行も、緊張感あふれる傑作です。
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「密室の巨匠」として有名な著者ですが、法廷ミステリーも執筆していて、この物語は密室ものと法廷もののコラボです。状況的に絶体絶命な被告の無罪を勝ち取るために、ヘンリ・メリヴェール卿が暴き出す真実とは?裁判のなかで詳細かつロジカルに可能性を追求し、立証していくさまが見事な本格ミステリーです。
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