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人気作家が物語を合作!予想外の展開がおもしろいリレーミステリーの傑作
指定されたお題に沿って物語を描きつつ次の作家へとバトンをつなげていく、リレー形式の名作小説を紹介します。お題や設定、登場人物といった縛りがあるなかで個性を光らせるのは大変ですが、ミステリーの場合はさらにトリックや謎を解き明かす過程も、うまくつなげなければなりません。作家たちの交流も透けて見える、そんな傑作が揃っています。
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9の扉
北村 薫(著) , 法月 綸太郎(著) , 殊能 将之(著) , 鳥飼 否宇(著) , 麻耶 雄嵩(著) , 竹本 健治(著) , 貫井 徳郎(著) , 歌野 晶午(著) , 辻村 深月(著)
1人目の作家が短編を書き、次の作家を指名しつつお題を提示する。この流れで、9つの物語を数珠つなぎで紡いでいく短編集です。なかには前の作品の設定や、モチーフをそのまま流用するという予想外の展開を見せる作家もいて、そういった遊び心にはニヤリとさせられます。合計9名の人気作家の競演が楽しい一冊です。
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ジェフリー・ディーヴァーをはじめとするアメリカの人気作家26人によるリレーミステリー。1人で翻訳しているため、トーンが統一されていて読みやすく、物語の展開にも一切の無駄がありません。大人数での合作でありながら、まるで1人の作家が書いたのかと錯覚するほど整合の取れた、非常にできのよい傑作小説です。
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漂う提督
アガサ・クリスティー(ほか著) , 中村 保男(訳)
リレーミステリーの代名詞ともいえる、もっとも有名な作品がこちら。執筆陣は超豪華で、アガサ・クリスティーやドロシー・セイヤーズ、F・W・クロフツといった13名ものミステリー作家が集結。巻末に収録されている「自分はこんな解決を考えていた」という予想解決篇にも、各作家の個性が出ているので必見です。
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