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シンギュラリティの到来に向けて。AIとのつき合い方を考えるためのSF
今や人工知能は日々の生活に不可欠な存在となっています。「シンギュラリティ」とは、そういった人工知能の能力が人間を超える近未来社会を指す言葉です。ここでは、さまざまなかたちの人工知能と人間との物語を集めました。SF小説のなかでAIと私たちとの関係がどう描かれてきたか、シンギュラリティが到来する前におさらいしておきましょう。
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創作は人間だけが持つ能力なのかを問う表題作のほか、あえて勝負に勝たない将棋ロボットの物語「負ける」など、人工知能と人間との関係をテーマにした4編を収録した短編集です。人間とは何か、自分とは何かを人工知能を通して問い続ける著者が、私たちのすぐ身近にあるシンギュラリティの可能性について教えてくれます。
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プランク・ダイヴ
グレッグ・イーガン(著) , 山岸 真(編・訳)
元プログラマーという経歴をもつ著者は、人工知能と人間の関係を描いた小説を数多く手掛けてきました。本書は、その中でも特に有名な7編を収載した短編集です。AIを進化させて超文明を作らせようと試みるが・・・というような物語が収録されています。人間とAIのあり方について深く考えさせられる一冊です。
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SFの定番といえば、人工知能に支配される未来社会。恐ろしい話のようですが、本書所収の短編「地獄のハネムーン」は違います。舞台はスーパーコンピューターが国の政策に関与する近未来。人類の危機を救うため、人工知能の指示で結婚することになった男の運命は?AIと人とのユニークなやり取りに癒されます。
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表題作で描かれているのは、人工知能が人類の敵に回った未来予想図。次々に生み出される兵器と戦う人類を主人公に据えたこの物語は、ポスト・シンギュラリティ時代がはらむ恐ろしい可能性を示唆しています。『スクリーマーズ』のタイトルで実写映画化もされました。
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