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ミステリーからホラーまで手掛ける「新本格」の旗手!はじめての綾辻行人
日本のミステリーを語るうえで欠かせない存在である綾辻行人。『十角館の殺人』で衝撃のデビューを果たして以降、「新本格」の旗手として大きなムーブメントを生み出しました。作風は、王道のロジカルなパズラーから幻想小説テイストのホラーまで幅広く、ミステリー好きにもファンは多数。そんな綾辻ワールドを堪能できる小説を選びました。
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綾辻行人のデビュー作であり、新本格ミステリーの時代を拓いた小説。本書をきっかけに「綾辻以降」という言葉が生まれた、インパクトのある一冊です。これを読まずして昨今のミステリーは語れない・・・と言っても過言ではないでしょう。「そして誰もいなくなった」へのオマージュにあふれたミステリーとしても有名です。
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夜見山北中学三年三組には「呪い」があり、知らないうちに死者が紛れ込んでいる・・・。ホラーとミステリーの完璧な融合で、著者にしか書けない世界を堪能できます。重厚ながらも読みやすさ抜群の筆致で、アニメ化もされた綾辻行人の代表作の一つ。ゾクゾクとワクワクが同居するような、独特の雰囲気も最高です。
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吹雪に遭遇した劇団員たちが、偶然立ち寄った洋館で見立て連続殺人を目撃する・・・という、王道本格ミステリーに幻想小説の風味も効かせた、「館シリーズ」の番外編に当たる傑作です。舞台である「霧越邸」は不気味かつ魅力たっぷりに描かれており、随所に散りばめられたうんちくも楽しめる、読み応えのある一冊です。
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これまでに書かれた綾辻作品の後日談やシリーズ番外編をまとめた作品集。本格ミステリーから幻想譚、ホラーまで、収録作の内容は多岐にわたり、著者のさまざまな一面を垣間見ることができます。単独で読んでも楽しめる作品ばかりなので、綾辻作品を未読の方でも、自分に合った「綾辻ワールド」を見いだせることでしょう。
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