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夭折した小説家たちがこの世に書き遺した名作
創作活動を継続することには、いつの時代にも困難がつきまとうもの。作家が筆を折る理由には、経済的な問題だけではなく自身の事情が深く関わっていることが多々あります。将来が期待されながらも若くして命を落とし、創作が途絶えてしまった作家たちも数多く存在しています。そんな短命の作家たちが後世に遺した名作を集めました。
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ハイファに戻って
G.カナファーニー(著) , G.カナファーニー(著) , 奴田原 睦明(訳) , 黒田 寿郎(訳)
パレスチナ解放運動に尽力するも、36歳で爆殺されたカナファーニーの作品集です。クウェート移住をはかる難民たちの悲惨な末路を描く「太陽の男たち」。イスラエル軍の攻撃により生き別れた親子の悲劇的な再会を描く「ハイファに戻って」など7編を収録。パレスチナ問題をテーマとしてきた表現者の痛切な物語が胸に迫ります。
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当初架空の著者名で出版された問題作。主人公は人種差別に憤る男。彼は弟を殺した白人に復讐するため本屋の雇われ店主として街に潜み、ある上流階級の美人姉妹をつけ狙います。差別を糾弾する主人公の、憤怒に満ちた独白に心が揺さぶられます。著者のヴィアンは映画化された本作の試写会で心臓発作を起こし、39歳で死去。
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