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主人公すら信用できない!?記憶障害や健忘症の主人公が謎を解くミステリー
記憶喪失をテーマとするミステリーは多々ありますが、その中でも記憶障害を抱える主人公が謎解きをするミステリーを集めました。記憶が持たないことを逆手にとって展開する物語や、主人公は忘れているけれど読者側は覚えているといったギャップがもどかしさやドキドキを生み出す物語など、変わった設定を活かしたミステリーをお楽しみください。
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記憶が数十分しか持たない主人公の田村二吉。ある日、出来事を記録しているノートに「今、自分は殺人鬼と戦っている」という自分自身の筆跡を見つけます。二吉が対決するのは、他人の記憶を操るサイコキラー。前向性健忘症の二吉に、彼の能力は通用せず・・・。最初から最後まで、手に汗握る展開のサスペンスです。
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西尾維新の忘却探偵シリーズ1作目。探偵の掟上今日子は、記憶が1日しか持ちません。正確には寝るとすべてを忘れる性質で、そのため1日で事件を解決する「最速の名探偵」と呼ばれています。備忘のため体中にメモしたり、一度着た服は二度と着ないルールを持っていたり、風変わりな彼女の魅力が癖になります。
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前日までの記憶しか持たない人々と前々日までは記憶できる人々。その2種類の人間しかいない世界で起こる殺人事件捜査を描いたSFミステリーです。関係者に聞き込みしても記憶がない。被害者の日記も都合よく改ざんされているかもしれない。信頼できる人物のいない世界で二転三転するストーリーは、読みごたえ十分です。
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わたしが眠りにつく前に
SJ.ワトソン(著) , 棚橋 志行(訳)
眠ると前日までの記憶が失われる前向性健忘症を患い、27年が経つ女性が主人公。彼女は毎朝、自分に何が起こったのかを知ってパニックを起こします。自分の日記を読むことで、誰かが何かを隠していることに気づくのですが・・・。記憶を持たない主人公が綴る日記が、事態の全貌を明らかにするカギになっています。
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