ブックキュレーター慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 前野隆司
私たちはどこから来て、どこにいくのか。人の幸せについて考える本。
私の好きな本4冊と、自分の最新刊を紹介します。読書の季節にじっくりと読んで、人生とは何かを考えるヒントにしていただければ幸いです。自分の本以外はちょっと変わったディープな本ばかり選んだ気もしますが、これらが私の愛読書です。いずれも、生きることや愛や幸せについて大きな視点から捉えた本です。
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アウシュビッツ収容所にいた時のフランクルの手記。もはや妻は生きている生きていないかもわからない。しかし、それはもう問題ではない。妻のことを思う自分の心に確実に愛があるのだ、という記述に感銘を受けました。
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最初1920年に出版された本。サモアの酋長が、見てきた現代文明について島民たちに語る。これを読むと、現代文明とは何なのか、発展することはどういうことなのか、と現代に生きるということ自体問い直さざる得なくなる本です。
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イーグルに訊け インディアンに学ぶ人生哲学
天外 伺朗(著) , 衛藤 信之(著)
ネイティブアメリカンの教えについて書かれた本。彼らは、自然との調和を大切にし、あるがままを受け入れ、他社を傷つけない民主的な生き方をし、人間は自然のケアテイカーとして生まれてきたと考えます。そんな謙虚さが現代人にも必要なのではないでしょうか。
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私たちの研究結果に基づく、家族のための7つの因子について述べています。それは「自分軸」「成長」「思いやり」「リフレッシュ」「役割」「承認」「協調」です。わかりやすく述べていますので、大切な家族との幸せを育むヒントになればうれしいです。
ブックキュレーター
慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 前野隆司慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。同大学ウェルビーイングリサーチセンター長。幸福学、幸福経営学の研究を行なっている。著書に、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)など多数。
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