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被害者はいったい誰?誰が被害者がわからないまま進行するミステリー
ミステリーは基本的に、犯人を突き止め、密室やアリバイなどの大きな謎を解いていく物語です。特に殺人事件の場合は被害者が明らかなことがほとんどですが、ここで紹介するミステリーは、なんと被害者がわからないまま進みます。一般的な推理小説とは一味も二味も違う、一風変わった趣向のミステリーをご堪能ください。
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四人の女 新版
パット・マガー(著) , 吉野 美恵子(訳)
『探偵を捜せ!』や『目撃者を捜せ!』など、「変格推理」というジャンルで知られる著者の「被害者捜し」ミステリーです。人気コラムニストのラリーは、前妻、現在の妻、愛人、フィアンセを招待しますが、実はそのうちの1人を殺す計画を立てていて・・・。優れた人物造形で、ラリーと彼女たちのドラマを描き切った傑作です。
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幼稚園のパーティで誰かが死ぬ、という悲劇が起こる半年前から物語が始まります。ラストまで「誰が、誰を」ということがわからないまま進みますが、途中途中に事件後に行われた関係者のインタビューが挟まれ、少しずつその全容が明らかに。3人の女性を中心に、じわりじわりと悲劇へ向かう様子が丹念に描かれています。
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