ブックキュレーターhonto編集員
現代人が焦がれてやまない概念。「エモい」の正体を探る本
今やあちこちで聞かれる「エモい」という言葉。でも改めて考えると、「エモい」っていったいどういうことを指すのでしょうか?もう戻らないあの夏?一度きりの秘め事?都会の喧騒とタバコ?あるいは・・・。そんな「エモい」の正体を探るための本を集めました。記憶の彼方から、あなたの「エモい」感情が呼び起こされるかもしれません。
- 29
- お気に入り
- 10726
- 閲覧数
-
舞台は90年代の渋谷。本気で恋をした、元カノとの断片的記憶を綴ったラブストーリーです。90年代を現代のSNS社会とリンクさせる構成が、もう戻らない時を思わせます。物語の端々に繰り出される固有名詞がたまらなくエモい!「ノスタルジー」が「エモさ」に結びついている、と納得させられる一冊です。
-
「共感できる!」とSNSで話題沸騰、東京を舞台に繰り広げられる男女たちのショートオムニバスラブコミック。ラフでキュートな絵柄やコメディ要素のおかげでライトに読めますが、一筋縄ではいかない不器用な恋愛模様が描かれています。思わず感情移入してしまう「エモさ」と、ほろ苦さと切なさにキュンとなるはずです。
-
死んでしまう系のぼくらに
最果 タヒ(著)
SNS世代の詩人が綴る、新時代的な詩集。『わたしがかみさまなら、あなたとのこの関係性にあたらしく名前を付けて、友でも恋人でもなく、あなたの名前をつけていた』ひねくれていると感じるか、繊細と感じるか。痛いほどわかるか、まったくピンとこないか・・・新世代詩人の、鋭利で叙情的な言葉に触れてみてください。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です