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生きづらさを解消する糸口になるかも。老若男女がフェミニズムを学ぶための本
フェミニズムと聞いて「難しくてわからない」「自分には関係なさそう」と思う方は少なくないでしょう。だけど、それは少しもったいないかも。フェミニズムは、社会制度や常識、家族制度を含む私たちの身近な生活に、ダイレクトに関わるテーマなのです。もし生きづらさを抱えているのなら、フェミニズムを学ぶことが解決の糸口になるかもしれません。
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お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門
北村 紗衣(著)
フェミニストである著者の視点で、映画や演劇などを読み解いた批評集です。フェミニズムって難しい・・・そんなイメージを持っている方で、映画や演劇が好きな方にぜひ読んでほしい一冊。フェミニズムが女性だけのものではない、ということをしっかり伝えてくれる良書です。
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『オーランドー』などの重要な著作を残した著者が「女性と小説」をテーマに行った講演をもとに、物語の形式をとりながら女性の文学の歴史と未来への期待を紡いだフェミニズム批評。「もし、シェイクスピアに妹がいたなら」というたとえ話は、現代を生きる女性、そして男性の胸にも響くはずです。
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水晶内制度
笙野 頼子(著)
原発受け入れを条件として日本から独立した国家「女人国ウラミズモ」。その国に亡命した「私」の物語です。主人公は作家として、歴史の浅いウラミズモにおける女ばかりの神話を作る使命を授かりますが・・・。まるで現代社会と表裏一体な小説に、社会の中の「性」のままならなさと弾圧の恐ろしさを痛感することでしょう。
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ナチュラル・ウーマン 新装版
松浦 理英子(著)
恋愛関係に至った2人の女性が、「男と女ごっこ」を拒絶しながら自分たちに合った性愛を手探りする過激な内容の小説です。読み進めるうちにねじれていく切ない関係性に、目が離せなくなるでしょう。初版は1987年ですが、色あせない名作。肉体的には同性同士のラブストーリーがお好きな方にオススメです。
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