あの古典が意外なことに!?少し変わったアレンジが加わったアナザー『三国志』

『三国志』のヒーロー・諸葛孔明は、実は「宇宙」を連呼する変人だった・・・!?本書は、諸葛孔明という人物を通して『三国志』を再構成した、抱腹絶倒のパロディ小説です。「孔明の出廬」をはじめ、おなじみの名場面が次々とギャグとして登場し、三国志ファンなら笑いが止まらなくなるはず。ぜひ本伝と読み比べてお楽しみください。

『三国志』を代表する名軍師といえば、蜀の諸葛孔明と呉の周瑜が有名です。本書はその2人の、愛憎渦巻く関係を描いたBL小説。本伝でも美形と伝えられる周瑜はもちろん、孔明もまた超絶イケメンという設定で乙女心をくすぐり、「武将萌え」の先鞭をつけました。『三国志』という硬質な世界に乙女の萌えを見いだした異色作です。

『三国志』をモチーフに、富士山の噴火により分断された近未来の日本を描いたコミックです。南日本と北日本、そして正式な国土を持たない3つ目の国の攻防を壮大なスケールで描き切りました。ちなみに、本書の登場人物たちにはそれぞれ『三国志』の英雄にもじった名前がつけられていて、その由来を考えるのもファンなら楽しいはずです。

孫子の末裔が治める孫呉の歴史から『三国志』のストーリーを捉え直した大河小説です。超大国・魏ではなく、また『三国志演義』の主人公である蜀でもなく、三国の中でもダークホース的存在の呉をクローズアップしたのが、本書の個性的なところ。長江の南側から見る景色は、いつもの『三国志』とは少し違って見えることでしょう。

『三国志』本伝では、病のため五丈原で命を落としたはずの諸葛亮孔明。しかし、彼の魂は時空を超えてなぜか現代の渋谷に転生、無一文のところを助けてくれた歌手の月見英子を売り出すために持ち前の知略を発揮することになります。渋谷のクラブで華麗に接客をこなし、スマホも熟知する孔明のパリピ姿が笑いを誘います。