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手紙がカギを握るミステリー!エンタメ色が強い書簡体小説の傑作選
書簡とは手紙や書状のことで、「書簡体小説」という手紙のやり取りでストーリーを進める小説もあります。差出人の一人称で語られる物語は、視点人物以外の情報が隠されているため謎をつくりやすく、ミステリーなどにもよく使われます。ここでは、手紙のやり取りや手紙そのものが重要なカギとなるミステリー&エンタメ小説を集めました。
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四月一日さんは代筆屋
桜川ヒロ(著)
広島県の「筆の都」と呼ばれる町にある代筆屋・四月一日(わたぬき)さんを訪ねる依頼人たちの心温まる話を綴った連作短編集です。不思議なキャラクター造形も魅力で、ほんわかほっこりするやさしい話を読めば、あなたも手紙を書いてみたくなることでしょう。各短編がちょっとずつ繋がっているところも素敵な一冊です。
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探偵術教えます
パーシヴァル・ワイルド(著) , 巴妙子(訳)
通信講座で探偵術を学ぶお屋敷付き運転手のモーランと、講師である主任警部との書簡の行き来で構成されるユーモアミステリー。通信教育で学んだ尾行術や推理法などを駆使するものの、思い違いや勘違いによって事態はハチャメチャなことに・・・。それでも最後は、なぜか事件が解決してしまう。そんな過程が楽しい一冊です。
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