ページをめくる手が止まらない！ミステリー初心者にオススメのクローズドサークル

クローズドサークルの王道とも言われている名著です。陸の孤島に集められた10人の男女が、童謡になぞらえて1人ずつ殺されていきます。果たして犯人は誰なのか。そして、最後に生き残るのは・・・？本書にオマージュを捧げた小説もたくさんあるので、読んでおくとほかのクローズドサークルものをより一層楽しむことができます。

かつて凄惨な殺人事件が起こった孤島に建つ十角形の館、通称「十角館」。そこにミステリー研究会の学生7人が集まりますが、やがて殺人事件が発生します。一方、本土では怪文書が研究会のメンバーに送りつけられていて・・・。日本に新本格ミステリーブームをもたらした本書には、ミステリー小説のおもしろさが詰まっています。

親類たち8人で集まった山荘に現れたのは、逃走中の銀行強盗犯。2人組の強盗犯は8人を人質に立てこもります。さらにそこで殺人事件が発生。しかし状況から強盗犯の犯行は不可能とわかり、犯人は主人公たち8人のなかにいることが明らかに・・・。強盗犯との緊迫したやり取りや、予想外の展開から目が離せなくなるでしょう。

「とある理由」により、館に閉じ込められてしまった男女グループ。そこで巻き起こる殺人事件を描いています。ミステリー小説とは一見関連のないある意外なものが出てくる点にも注目です。ミステリーの王道を突き破る予想外の展開は、ミステリー初心者でも楽しめます。

高額の報酬によって集められた12人の男女。彼らを監視するクラブは、人を殺せばさらに報酬が上がると告げます。密室空間に集められた男女をクラブと称する団体が監視する点が、ほかのクローズドサークルとは一線を画しています。恐るべき殺人ゲームのなかで、主人公たちがどのように動き、どんな選択をするのか・・・ぜひお確かめください。