ブックキュレーターhonto編集員
現代の政治と国民的心理を学ぶ。世界を席巻するポピュリズムの入門書
大衆主義、大衆迎合主義と訳されることの多い「ポピュリズム」。「反知性主義」「反エリート主義」とも呼ばれ、ブレグジット、トランプ政権発足などを機に、ますます注目を集めてきました。世界でも日本国内でも猛威をふるい続け、民主主義の敵とも呼ばれるポピュリズムの正体とは。その入門書、そしてさらに踏み込んだ内容に迫る本を集めました。
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イギリスのEU離脱、反イスラムなど排外主義の広がり、トランプ米大統領誕生。記憶に新しいこれらの事象を、「ポピュリズム」というワードから紐解いていきます。日本も決して無関係ではないこの政治情勢を本質的に解説。ポピュリズムのもたらした功罪だけでなく、ポジティブな効果にも触れています。
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イギリスの進化生物学者、動物行動学者である著者による、42にのぼる論考集。政治学視点から昨今のポピュリズム傾向に異を唱える声明だけではなく、科学の価値観、ダーウィン主義、宗教など取り上げるトピックは広範囲におよびます。世情を嘆く方にとっては、溜飲が下がる内容なはずです。
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今や社会に欠かせないSNSやデジタルテクノロジー。本書では、それらが消費生活や政治と密接に関わり、民主主義に多くの影響をおよぼしていることを明らかにします。個人情報がいかにして選挙キャンペーンや世論形成に利用され、ポピュリズムを醸成するか。現代人として、今一度目を向けるべき事実を指摘しています。
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新しい年号「令和」は、「国書」である『万葉集』から引用された言葉です。しかし、そもそも「元号」「改元」とはいったいなんなのか。本書では、国家権力が『万葉集』を利用しているという視点から、この不思議な日本文化の真髄に迫ります。「万葉ポピュリズム」という切り口が斬新な一冊です。
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