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破天荒か愛なのか?ぶっとんだ「親」の濃密すぎる話が満載の本
幼心にも強烈な印象を残すような「親」を持ったとき、その子どもはどんな感情を抱くのでしょうか?個性的な親との関係について綴られた本を集めました。破天荒すぎる言動の裏にあったものとはなんだったのか?おもしろすぎる人なのか、理解しがたい他者なのか、大人になって親と向き合い直したとき、新たに見えてくるものもあるのもしれません。
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七面鳥 山、父、子、山
レ・ロマネスクTOBI(著)
ミュージシャンや俳優として活躍する著者が、型破りすぎる父親・フミャアキとの関係について書き綴った私小説です。デコトラを飲酒運転、突然仕事を辞め乾物屋を始める、女装して小学校の運動会に乱入。驚きのエピソードの連続ですが、ほぼ実話だそうです。親子関係がもたらすものについて、新たな気づきが得られることでしょう。
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ちょっと不思議なお母さんの日常を、娘である著者が描く実録ギャグ漫画です。プリンセスごっこを日々の何気ないやりとりに挟み込んでくる、フリーダムな振る舞いは抱腹絶倒。母がその生い立ちの中で姫ワールドを生み出すに至った経緯にも触れていて、人生を楽しく生き抜く知恵が垣間見えます。
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漫画家・ヤマザキマリが、自らを生み育てた「規格外」の母・リョウコの人生を描いた一冊です。戦後まだ間もなく、女性が職業を持つことも珍しかった時代にあって、ヴィオラ奏者として家族を支え、音楽家としての自らを貫き通す姿は、愛と破天荒が同居した「規格外」な母親といえるでしょう。
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俳優・樹木希林、ミュージシャン・内田裕也の一人娘である著者・内田也哉子が、若干19歳のころに手掛けたエッセイ集です。個性的という言葉では収まりきらない両親の下で育った少女が、その目を通して見た家族とはどんなものだったのでしょう。やがて夫と出会い新しい家族を築くまで、珠玉のエピソードとともに描かれます。
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