ブックキュレーターhonto編集員
その能力は人を幸せにする?人の心が読める「テレパス」の苦悩を描いた物語
もし他人の考えていることがわかったら、人間関係が楽になるのに。そんなことを思ったことはありませんか?実際にそんな力があったら、どんな人生を送ることになるのでしょう。その特性を活かして人助けをしたり、思わぬ厄介ごとに巻き込まれたり、人の闇を覗いてしまったり・・・。少し恐ろしくもある「テレパス」の物語をお楽しみください。
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いくたのこえよみ
堀田 けい(作)
小学6年生のツクルは、転校生のイクタが人の心を読む「こえよみ」の能力を持つことを偶然知ります。彼女の能力に憧れたツクルはイクタに弟子入りして「こえよみ」の修行を受けますが、そのメニューは奇妙なものばかりでしだいにイクタを疑うように。そんなある日、イクタが行方不明になって・・・。信じることの大切さを教えてくれる物語です。
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テレパス小説の古典ともいえる一冊。テレパスの七瀬は、家政婦としてさまざまな家に出向きます。テレパスゆえに気づく、雇い主家族の歪な感情。七瀬が関わることで家族間の亀裂が顕在化し、家族は破局に向かいます。七瀬自身も自分の目的のために雇い主を利用するなど、人間の負の感情をこれでもかと見せつけられる短編集です。
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相手の強い感情を読み取れる「エンパス」の由香里は、その能力を活かした心のケアのボランティアで多重人格者の千尋と出会います。千尋の13番目の人格である「磯良」は、邪悪で異質な存在でした。磯良の人格はなぜ生まれたのか?そもそも磯良は誰なのか?物語はスリリングに展開し、たどり着く最後の1ページに背筋が凍ることでしょう。
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