ブックキュレーターhonto編集員
独自の文体で読者を圧倒する作家。はじめての川上未映子
歌手や女優など多彩な活動経験を持つ作家・川上未映子。ひらがなが多く関西弁を交えた独自の文体で築かれる彼女の小説世界は、読むものを圧倒します。「女性であること」に向き合った小説も多く、精子提供による妊娠・出産などをテーマにした長編では社会問題にも鋭く迫ります。海外でも注目を集める川上未映子の、読み応えたっぷりの小説を紹介します。
- 12
- お気に入り
- 3012
- 閲覧数
-
わたくし率イン歯ー、または世界
川上 未映子(著)
芥川賞候補にもなったデビュー小説。歯科助手として働く「わたし」は、人並外れて健康的な歯の持ち主で、自分の本質が奥歯に詰まっていると考えていました。恋人の青木を思い、生まれてもいない我が子に向けて日記を綴る「わたし」。小説の最後で、川端康成『雪国』を連想しながら表現される世界には圧倒されることでしょう。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です