ブックキュレーターhonto編集員
「好きなことを仕事に」を突き詰めて生きる人々によるエッセイ
小さいころ、どんな職業に憧れていましたか?世の中には憧れや好きを突き詰めて仕事にしてしまった人たちがいますが、いわゆる普通の人と違うのは、苦労もトラブルもすべて引き受けて楽しみ、人生を謳歌しているように映る点でしょう。そんな「好き」を追い求める人たちの生きざまを垣間見ることのできる本をそろえました。
- 15
- お気に入り
- 10327
- 閲覧数
-
アルパインクライミングの世界において日本トップクラスの実力を持つ宮城公博による山岳ノンフィクション。タイトルは、数ある登山ジャンルのなかでも著者が「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれる沢登りにこだわることに由来。前人未踏の地を求め、命を危険に晒しながら突き進む。そんな著者の蛮勇さに震えるはずです。
-
『ファーブル昆虫記』に魅せられて昆虫学者になった著者は、バッタ被害を食い止めるためアフリカのモーリタニアへ降り立ちます。全身緑色のタイツに身を包んでバッタの群れに飛び込み、迷い込んできたハリネズミのノミに悩まされるなど、その日々は苦難の連続。ドタバタすぎる日々をユーモラスに描いた科学冒険ノンフィクションです。
-
「アウトドア系鳥類学者」の著者による、汗と笑いのほとばしる自然科学エッセイです。森の中で挑むさまざまな困難やハプニングは、あまりにも過酷で思わず苦笑してしまうほど。「本当に鳥類学者?」と疑いたくなるくらい豊富な語彙力を駆使してその苦労が語られていて、鳥トリビアも満載の充実した一冊です。
-
著者は1000以上の洞窟に入った経験を持つ洞窟探検家。本書には、国内外で洞窟探検に没頭するなかで遭遇した出来事や事件が綴られています。壮絶な事故や過酷な探検の話の中にも、なぜだかクスっと笑えるエピソードが挟み込まれているのがこの本のポイント。洞窟に魅せられた著者のエネルギッシュな冒険に、圧倒されてしまうでしょう。
-
話者の少ない7つの言語を調査するため、パキスタンとインドの山奥に暮らす著者。フィールド言語学には、その土地の単語やことわざをひたすら集める地道な調査が必要。現地の過酷な環境にへこたれそうになりながらも孤独に調査を積み重ねた著者が、ユーモアを交えながらも淡々と綴った研究の記録です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です