ブックキュレーターhonto編集員
日本語の枠を超えてさまざまな言語へと旅をする。越境作家たちの紡ぐ小説
日本で活動する作家のなかには、日本語の枠組みを越えて、さまざまな言語や国、地域を行き来し、文学の可能性を切り開く人たちがいます。文学において言語は本質であり核。その言葉の壁を越えた時、あるいはその境界で立ち止まった時に、豊潤な世界が広がります。その一端を燦然と照らす物語を紹介します。
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留学中に故郷を失った女性Hirukoが、「言語」を軸に世界への旅を繰り広げる物語です。多様なルーツやアイデンティティを持つ若者たちも登場し、新しい青春小説の側面も備えています。同じ星に散る私たちは、何が同じで何が違うのか。その問いとともに自らの言語や表現を模索する、創造性に満ちた三部作の序章です。
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アメリカで長く暮らし、高等教育も米国で受けた著者が世に問うた、横書きかつ英語混じりの私小説です。アメリカにも日本にも溶け込めない主人公の美苗とその姉の苦悩が、切実な文章で綴られています。幼少期以後の望まぬ移住生活から「free, but lonely」に行き着く人生に、人の幸せについて考えさせられます。
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