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安楽椅子探偵が活躍するオススメ本!ミステリー小説好きは必読のラインナップ
安楽椅子探偵とは、事件現場に行くことなくデータ分析による推理のみで謎を解決する探偵のことを意味します。自宅の安楽椅子でくつろいでいるかのように問題を解決するため、「安楽椅子探偵」と呼ばれています。そのなかでも監獄という世間と絶対的に隔絶された場所から謎を解いてしまう名探偵は、究極の安楽椅子探偵といえるでしょう。ここで紹介する推理小説は、場所も時代もさまざま。共通するのは探偵が獄中だという点のみ。ぜひ読み比べてみてください。
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本書の舞台は、独立戦争に揺れるアメリカ。開拓者と先住民族との橋渡し役であったアシュリーは、なぜ殺されたのか?新聞記者のロディは事件の真相を知るため、獄中にいる容疑者のターナーを訪ねます。残されたアシュリーの手記を読んだターナーは、彼の予想を超える推理を始めて・・・。全体を貫く静謐な悲しみに、胸を打たれる傑作です。
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ハンニバル・レクターという怪人を主人公にした人気シリーズの第1弾。レクター博士は厳重警戒のもと収監中で、完全に外部から隔離された状況で、FBI捜査官のクラリスが提供する情報だけをもとに連続殺人犯を追い詰めます。見えない犯人を追うプロファイリングという手法を知らしめた、記念碑的サスペンスです。
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ドン・イシドロ・パロディ六つの難事件
ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著) , アドルフォ・ビオイ=カサーレス(著) , 木村 栄一(訳)
謎に満ちた不条理な物語で読者を惑わす幻想小説の巨匠ボルヘスが、実はミステリーも書いていたということはあまり知られていないことでしょう。無実の罪で投獄され、21年の懲役刑を課されたドン・イシドロ・パロディが獄中から繰り広げる名推理は遊び心たっぷり!著者らしい、大胆極まりないラストにもご注目ください。
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連続殺人事件を追う刑事の箕島と、14年前に箕島の恋人を殺した死刑囚の明石。2人が監獄の中と外で交すやりとりから、現在と過去の事件を紐解いていくサスペンスミステリーです。14年前の事件とよく似た連続殺人「ストラングラー事件」の解決のカギを得るため箕島は明石を訪れますが、話は意外な方向へと転がっていき・・・。
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