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夜、トイレに行けなくなるかも!?背筋がゾクリとする新旧怪談本
背筋がゾクっと寒くなるような怖い話は、暑い夏の風物詩として楽しまれてきました。「怪談」と呼ばれて古くから親しまれてきた物語のジャンルには、今なお名作が生まれ続けています。大人も子どもも楽しめる、「怪談」と名のつく物語を古典から絵本まで紹介します。あまりの恐ろしさに、夜中トイレに行けなくなってしまうかもしれません。
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日本ホラー小説大賞を受賞してデビューした澤村伊智の短編集です。高速道路で、街中で、いつもの日常に紛れ込む小さな違和感。それはいつのまにか染みのように広がり、やがてもやもやとした恐怖だけが残ります。見知ったはずの世界が姿を変える、まさしく「怪談」の名にふさわしい小説です。
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著者のラフカディオ・ハーンはのちに小泉八雲と改名して、日本国籍を取得しました。日本を愛した著者が文献や伝承をもとにまとめた怪奇短編集がこの本です。短編集と言っても、収められているのは「雪女」や「耳なし芳一の話」など、誰もが知るお話ばかり。改めて読みたい、日本古来の怪談がそろっています。
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ゴーストハント 1 旧校舎怪談
小野不由美(著)
「悪霊シリーズ」として人気を博した少女小説をリライトしたシリーズの第1弾。主人公の高校にある旧校舎で頻発する怪奇現象。これを調査するため、研究者、僧侶、巫女、霊能者、エクソシストが集結しますが、事件の真相は意外な展開に!ホラーの名手による物語だけあって、ホラーシーンは並々ならぬ恐ろしさです。
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いるのいないの
京極 夏彦(作) , 町田 尚子(絵) , 東 雅夫(編)
「ぼく」が暮らすことになったのは、おばあちゃんの古い家。ある日、「ぼく」は、家の梁の上に男の人の顔を見つけます。恐ろしくなって、おばあちゃんに話してみるけれど・・・。果たして、それはいるのか、いないのか?想像力が恐怖を搔き立てる、大人が読んでも背筋がゾッとする絵本です。
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