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心の芽生えは闇を恋ふ。夢と狂気が入り混じる・・・はじめての夢野久作
日本探偵小説三大奇書の一つであり、読むと気が狂うとも言われている『ドグラ・マグラ』など、奇書を遺した夢野久作。恐ろしくも美しい独特な世界観を持つ彼の小説は、今なお根強い人気を誇っています。夢野久作の著作を読んだことがない方にも、改めて読み直したい方にもオススメの代表的な作品を集めました。
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「幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極」の宣伝文句に恥じない奇書。物語は「狂人の書いた推理小説」という設定で進みます。やがて現実と幻想は入り混じり、記憶をなくしたなくした主人公の混乱は読者にも派生して・・・。ページの間から、「・・・ブウウーン」の音が聞こえてくるかのようです。
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ロシア革命直後のウラジオストックで出会った男が語る、奇妙な体験談。それは世にも美しく、そしておぞましい物語でした。特に男が語る兵士の最期は、読者に強烈な印象を残します。彼の話は真実なのか、それとも彼は狂人なのか。幻想と現実の狭間を覗き見る、トラウマ必至の一冊です。
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