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その行為には依存性がある。「叱る」を手放すために読んでおくべき本
躾(しつけ)の名の下に親が子どもを叱る。成長の名の下に上司が部下を叱る。世の中には「叱られないと成長しない」と考える人がいます。ただ近年、叱るのはただのストレス解消で、叱られた人は成長するどころか悪影響を受けることがわかってきました。叱ることを手放せるようになる、「叱る」を基礎から知ることができる本を紹介します。
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日本社会の「しつけと称して叱る」「厳しく叱らないと成長しない」という考え方には科学的根拠がなく、悪影響しかない。著者は本書でそう指摘します。叱らずに相手と良好な関係を築く方法を紹介していて、実践すれば周囲はあなたの変化にきっと気づくはず。つい叱ってしまい、あとから後悔するという方にオススメの一冊です。
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イラストレーターである著者が、怒りを爆発させてしまった経験をマンガで紹介。専門家が子どもを叱らずに済む方法を解説しています。子どもの心の発達を理解すれば、イライラや怒りを減らすことができるとわかります。子どもを叱ったあとの罪悪感をこれ以上味わいたくない。そう願う親に手渡したい一冊。
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子どもの将来のために、と中学受験をさせる親も多いはず。ただ親が受験に熱心になるあまり、教育虐待につながることがあると本書は指摘します。「勉強しなさい」ときつく叱ると、子どもの学習意欲は高まらないどころか、学ぶ楽しさまで失ってしまうのだとか。受験するしないにかかわらず、親必読といえるでしょう。
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家族や部下に怒りを爆発させる人から、既読スルーや誹謗中傷などネットのことで怒る人まで、さまざまなタイプの怒れる人たちが登場。読めば身近な人の顔を思い浮かべるかも。怒りをどう収めたらいいのかというアドバイスが豊富に紹介されています。誰もが抱く怒りの感情をプラス思考へと変換する術を教えてくれます。
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職場での人間関係が原因で、イライラが募ったり怒りがこみ上げてきたり・・・。心当たりのある方も多いと思いますが、本書の主人公も最初はそうでした。しかしアンガーマネージメントを学ぶにつれ、周囲との関係に変化が表われてきます。他人が変わるのを期待するのではなく、自分が変わる。主人公になったつもりで読んでみませんか?
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