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不穏な空気感が印象に残る、新興宗教を題材にしたミステリー小説
「信じる者は救われる」の言葉通り、宗教はその教えを信じることで、日々の生活に意味や意義をもたらすもの。しかし一方で、狂信的な宗教団体が大きな事件を起こすこともあります。ミステリー小説に登場する宗教の場合、犯罪が絡むケースが非常に多いのが特徴的。作家の取材力と豊かな想像力で補完し合い、あってもおかしくない物語が紡がれた本を紹介します。
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金儲けが目的で新興宗教を始めた2人の男。でたらめな教義で適当な対応をするも、偶然が手伝って教団は巨大化。ついにはコントロールが利かなくなっていき・・・。ビジネスとして宗教を捉える視点と、悪者に成り切れない主人公の造形がよく、先が気になるストーリー展開もあって、物語世界に没入してしまうこと必至です。
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