ブックキュレーターhonto編集員
ミステリー小説というキャンバスに描かれた「人間と戦争」
異国の地の戦争でも、物価高やエネルギー不足などを通してその影響を身近に感じる現代社会。「人の死」を扱ったミステリー小説でも戦争を題材にしたものは多く、戦争という特殊な環境下で人の心をあぶり出しています。戦争の悲惨さや無常さを理解する一助になる、そんな本をそろえました。
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戦争により日常が破壊され、家族が殺され、ソ連の狙撃兵となった少女セラフィマ。第二次大戦の独ソ戦を女性兵士の視点で戦闘や心情を臨場感たっぷりに描いた戦争小説であり、兵士として仲間とともに成長しながら転戦し、復讐を果たさんとする冒険小説でもあります。2022年の本屋大賞を受賞、直木賞候補にもなった傑作です。
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1938年、中国で謎の死を遂げた帝国陸軍の日本兵10名。その不可解な事件を解決すべく、現地に従軍作家として帯同していた探偵小説家が現場である万里の長城へと向かいます。中国・歴史・戦争と、著者の浅田次郎が得意な要素がそろい、さらには著者初めてのミステリー小説ということでも話題になった一冊です。
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