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日本SF界の地図を書き換える直木賞作家!はじめての小川哲
2015年のデビュー以来、SF小説を出発点にジャンルを超えて話題作を発表し続けている作家・小川哲。第4作『地図と拳』で、2022年下半期の直木賞を受賞しました。没入必至の圧倒的な世界観と、その強度を支える論理的にして静謐な文体。今後さらに注目したい「小川哲文学」、その測りしれない世界へ踏み出す本を紹介します。
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全6章からなるハヤカワSFコンテスト大賞を獲得したデビュー作。AIの台頭、超管理社会、だからこそ安寧が続く近未来都市・・・。『君はものごとを深く考えすぎだよ』というセリフが印象的で、SF世界から社会構造の力学と変貌する個人の自我に切り込んだ意欲作。世界文学的な普遍性を、このときから読み取ることができます。
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