男社会で自分の身を守るには？女の子のためのサバイバルブック

ほしい本に追加

女性学の第一人者である上野千鶴子と、気鋭の作家でありつつAV業界にいた過去を持つ鈴木涼美の往復書簡です。書き手として第一線で活躍する両者が、結婚・仕事・自由・男などの項目を、それぞれの立場から痛いほど切実に語り尽くした珠玉の一冊。日常の些細な違和感を言語化し、思考を深める2人のやり取りがスリリングに展開されます。

ほしい本に追加

すぐにかき消されてしまう性暴力事件や被害者の悲鳴。著者はひたすら被害者の視点に寄り添い、その声を丁寧にすくい取っています。たくさんの女性が痴漢に遭いながら泣き寝入りを余儀なくされる日本で、少しずつでも声を上げ続けることの意味を感じるでしょう。性暴力被害への偏見や誤解を解きほぐしてくれる一冊です。

ほしい本に追加

ロンドン在住のジャーナリストが、セックス、生理、不妊、更年期など、ヴァギナにまつわる話を綴ったエッセイ集。ヴァギナが妊娠や出産のためだけにあるわけではない、と著者は述べます。女性であることを引き受け、乗り越えながら、ヴァギナを持たない人、持ちたい人、持つ人に向けた軽快な語り口に、著者のセンスが表れています。

ほしい本に追加

性的同意をわかりやすく説明した人気動画「Tea Consent（お茶と同意）」を作ったアニメーターが、娘との体験をもとに執筆した子ども向けの性教育テキストです。イラストを交えてポップに仕上げられていますが、自分と相手を尊重し合う方法を学ぶことができ、人間同士のつながり方についてのヒントを得られます。大人にとっても学びの多い、親子で読みたい良書です。

日本に住んでいた経験のあるフランス人ジャーナリストが、日本の女性について考えた一冊です。外国人であることを活かし、100人以上の日本人女性に本音を聞き出すインタビューを敢行。「自分らしさ」を手に入れた女性の話や未来への期待がにじむエピソードに、かすかな希望を感じることができるルポルタージュです。