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本好きなら押さえておきたい名作ぞろい!吉川英治文学賞の名作選
毎年3月に発表される吉川英治文学賞。雑誌や単行本などで最も優秀な小説や評論などを発表した作家に贈られます。時代物やミステリーなど幅広いジャンルから選定され、ベテラン作家の小説も多いのが特徴。そこでここでは、「これぞ名作!」と本読みたちを唸らせた吉川英治文学賞の受賞作を紹介します。読み始めると止まらなくなるものばかりです。
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華やかで新しい時代を感じさせる昭和の東京オリンピック開催。その裏で過酷な労働環境を強いられ犠牲となった兄を弔うため、島崎国男は爆弾テロを計画します。果たして島崎の国家への挑戦は達成されるのか、それとも警察が威信をかけて彼を逮捕するのか。当時の活気と貧困をリアルに感じられる、人間描写が秀逸な長編小説です。
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祈りの幕が下りる時
東野圭吾(著)
女性が遺体で発見され、調べていくと捜査線上に表れたのは1人の女性演出家でした。この事件は、過去の事件にもつながっていき、さらには加賀恭一郎の生い立ちや母親との関係なども明らかにしていきます。運命に抗おうとしながら懸命に生きる人々の姿が切なく、人間の悲哀を感じずにはいられない物語です。
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名もなき毒
宮部 みゆき(著)
大企業の広報室に勤務している「杉村三郎シリーズ」第2弾。元アルバイト・原田いずみは、悪質なトラブルメーカー。解雇されたいずみの連絡窓口となった杉村は、彼女からの嫌がらせや嘘に翻弄されます。人間に潜む毒のような悪意について思いを馳せ、読後は思わず「人間にとっての正義とは?」と考えさせられることでしょう。
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